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Educationと塾講師

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英語のEducationという単語を皆さんはどのように訳すでしょうか?おそらく90%以上の方は教育って訳すでしょうね。また、『広辞苑』の「教育」の定義は,「教え育てること。人を教えて知能をつけること。人間に他から意図をもって働きかけ,望ましい姿に変化させ,価値を実現する活動。」となっています。

しかし、このEducationを英英辞典で調べてみると、「教授,指導またはスクーリングによって力と能力を開発すること」ということがEducationの意味であり、教え育て知能をつけさせるいわゆる「教育」ということは本来のEducationの意味ではないそうです。

福沢諭吉も教育という言葉について「学校は人に物を教うる所にあらず,ただその天資の発達を妨げずしてよくこれを発育するための具なり。教育の文字ははなはだ穏当ならず,よろしくこれを発育と称すべきなり。かくの如く学校の本旨はいわゆる教育にあらずして,能力の発育にあり」と述べていて、学校の本来あるべき姿は教育の場ではなく、発育の場であると苦言を呈しています。

ここで、現在の小学校・中学校・高校の現状を考えてみると、暗記中心の社会や理科はもとより、英語・国語・数学でさえ受験中心で、いかに中学、高校、大学入試で高得点をとるかということに重点を置いたものとなっていると言わざるを得ません。

受験勉強に勝ち抜く術を教える私が言うのもおかしいですが、今の日本の学校教育の場に発育が無いとは言わないけれど、本来のEducationの意味を探ってみると、受験勉強に追われる日本の教育は、記憶に頼った詰め込み教育を助長し、発育と教育が逆転したシステムになってしまっていると言えるのかもしれません。

ということで、私も学習塾講師としてそして家庭教師として子供達と接してしていくなかで、常に発育という言葉を頭の片隅に置いて子供たちの能力を伸ばしていかなくてはと自省しています。

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