理解と自力と塾

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「理解できる」と「自力でできる」の違い

塾で生徒に数学の問題を解いてもらっていて、頑張ったんだけど自分ではどうしても解けなくて「先生わかりません。」って助けを求められることがあります。私はグラフや数直線、図などを描きながらなんとか子供たちに理解してもらい、子供たちも「なーんだ、簡単ジャン。」などと言って理解はしてくれます。

でも、次に「じゃあ、何も見ないで今の問題解けるかな?」って解いてもらうと解けないことが少なくありません。さらに、すぐにではなく日を置いて解いてもらうと、逆に解けないことの方が多くなってきます。

これはどうしてでしょう?実は問題の解き方を理解できたということと、問題を自力で解けるということは別物で、その二つの間にはまだまだ大きな開きがあるということです。ですから、できなかった問題があると、塾の先生に聞くなり問題の解説を見るなりして理解する。そして次に何も見ないで自力でできるかどうかやってみる。この作業が非常に大切になってきます。

大方の生徒は見ていると塾講師の説明を聞き、あるいは回答を見て納得して答えを直すだけ、まだひどくなると答え合わせをして、正しい答えを書き写すだけでで終わっている子もいます。それでその問題が解けて自分のものになった気になっており、二度とその問題に見向きもしません。(^^;)

問題演習を解き進める場合に、教える側の塾講師もそして教えられる側の生徒も強く意識しておかなくてはいけないこと・・・それは理解できたということは、その問題を解くための公式を知っていた、そして知識があったというだけのことです。「わからない問題が理解できたことと、それを自力で解き進めることができることの間にはまだまだ大きなハードルがある」ということを認識しておくことが大切です。

ただ、子供たちは一度解いた問題は自分ではなかなか解き直しをしようとはしません。これをきちんと塾講師が生徒に指導していこうとすれば少人数の個別指導塾でなければなかなか難しいと考えます・・・。(^^;)

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