大手個別指導塾と個人個別指導塾②

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大手個別指導塾と個人個別指導塾②

講師として雇用され勤務する場合と、自分で家庭教師や塾を経営する場合では気持ちの持ち方や考え方、仕事の大変さでは大きな違いがあります。

塾講師で雇用される場合は、塾長がその生徒や保護者と面談し、作成した学習カリキュラムに従って、講師は決められた時間に行って決められた生徒に決められた教科を教えるだけです。また、雇われていれば一人の生徒を数名の講師が塾のスケジュールに合わせて交代でみるようになるわけですから正直言って成績が上下することへの責任は個々の講師はあまり感じることはなく、感じるのは全てのことを中心になって差配している塾長だけでしょう。

では自分で家庭教師や塾生を引き受けるとなるとどうでしょう、授業時間は同じ90分ですが、これはなかなか大変です。(^_^;)

生徒の成績が上がるか下がるかを親御さんに託されているわけですから、生徒や保護者と面談し、その子の現在の学力、得意な教科、苦手な教科、生活環境や生活習慣にまで踏み込んで、その子のベストの学習カリキュラムを組んでいくようになります。

また、参考書、問題集についても雇われている場合は、ほとんどがその塾で作成、斡旋している参考書に従って講義して行きますが、自分でやっていくとなると生徒一人ひとりに合った市販の参考書や問題集を探してきて、それをベースに教えていくことになります。でも、これもその子の学力に応じた適切な参考書と それを見抜く目も必要になってきますし、子供達の理解の度合いや学校の授業の進み具合、定期試験等によって変わってくることになり、その都度時間を無駄にしないよう考えながらカリキュラムを変更します。

つまり、この90分の時間をいかに無駄なく有効に使って授業を進めて行くかがポイントですから、授業前の下準備と授業後の振り返りにはかなりの時間を費やすことになります。

この仕事は学習を指導するための学力は当然必要不可欠ですが、どのようにしたら子供達の成績を上げることができるのか?子供達のモチベーションをいかにあげていくか?そのためには生徒一人ひとりの生活パターンにまで踏み込む必要がありますし、将来の夢まで問う必要があると思っています。

こう考えていくと、大手個別指導塾で時給1000円程度の安い賃金で雇用された講師には、いくら能力があってもここまでのことをするモチベーションを要求することは無理ですし、いくら個別指導を謳い文句にしている大手塾においても最初に申しあげたように、そもそもが数名の講師で交代で授業を受け持っているわけですから生徒一人一人のプライベートな生活にまで踏み込めるわけもなく、指導内容の深さは家庭教師や個人が営む個別指導塾には到底及ばないものと考えています。

ただ、これも実際に教える者の指導能力や、情熱により大きく違ってくることは言うまでもありませんが・・・。

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