塾講師の力量

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塾講師の力量

塾講師に求められる能力は何でしょうか?

それは学力だけではなく、子供たちから信頼されるための人間性、子供たちの能力を見極め、それを伸ばすための洞察力など様々な能力が必要になってくると思われます。

学力

今回はこの中で塾講師の学習指導能力について考えてみようと思いますが、まずこの学習指導能力の中で必要不可欠なものとして学力があります。生徒に尋ねられた問題を瞬時に理解し、回答へ正しく導く学力がなくては生徒には教えることはできません。生徒に聞かれて、ちょっと待ってとか、知らない・解らない・解けないでは一気に信用は失墜し、生徒からバカにされてしまうことになります。

説明能力とは?

次に必要なのが説明能力。これは生徒にわかりやすく説明する能力ですが、塾講師の学力が高く、問題が解けてその道筋を理解していても、それを生徒に正しく伝えて納得してもらわなければ生徒は伸びません。

この説明能力には、本来個々の人間が持っている、言葉で自分の考えを正しく伝える説明能力と、塾講師として生徒にある単元を正しく正確に理解してもらうための説明能力があります。

後者について言えば、例えば小学生の算数の問題では、中学で学ぶ関数を使えば簡単に解ける問題がたくさん出てきますが、それは小学校の算数では禁じ手です。それを初めて学ぶ小学生の子供たちにどのようにして理解してもらうか?時には高校生に数学を教えるより難しく感じる時があります。(^^;

また、時間の計算にしても60進数を知らない小学生に時間の計算を教えるのには、最初は一苦労しますよね。どのようにして初めて学ぶ小学校に問題の解き方考え方を理解してもらうか?その説明能力がなければ塾講師は失格です。

塾講師の能力とは

ここでは小学生の算数を例にあげましたが、これは英語や理科などの他の教科にもあることですし、小学生に限らず中学生・高校生を教える時にも必要とされる塾講師の大切な能力の一つです。

私も学生時代家庭教師や塾を掛け持ちして子供たちを教えた経験があるのですが、今考えてみると正直言って学生アルバイトとベテラン講師では、問題を解く能力は別にして、子供達が理解できるように教えることができるか?という意味では大きな差が出てくるものと考えます。

私が塾講師になった頃、ベテランの塾長に「問題が解けることと教えることができることは別だ」と言われたことがありました。今はその言葉の重みをかみしめながら、いかにわかりやすく子供に理解してもらうかという自分の説明能力の引き出しを増やすことが、塾講師の力量だと考え日々精進しています。(^_^)v

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