学習塾の夏期講習
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夏期講習
最近新聞のチラシに、夏期講習の案内が見られるようになってきました。私の勤める塾においても塾長は、現在通っている塾生を中心に、いかにコマ数を増やして営業成績を伸ばしていくか躍起になっています。(^^;)
でも、塾の経営問題は別にして、子供たちの夏休みへの取り組み次第で2学期以降の子供たちの学習成績に間違いなく大きな影響を及ぼします。
中学1年生については、習い始めた英語の基本部分がわからないままズルズル3年間過ごすのか、2年生の夏には1年生の復習と2学期への備え、3年生になってはクラブ活動も終わり、本格的な受験勉強のスタートのため生活パターンの変更とスケジュールの組み立てが必要になってきます。それは高校生も同様に夏休みは大切な時間であり、それを漫然と過ごした子供と、自分に対する課題をもって過ごした子供さんでは2学期以降に大きな差が出てきます。
以前書きましたが、私も中学2年生までは全く勉強に興味のない落ちこぼれ生徒でしたが、ある日の朝会で校長先生の訓示を聞き突然勉強に目覚めることになりました。(^^;)
それから毎日3~4時間くらいは勉強するようになり、国語、数学、理科、社会はやっただけ成績は伸びていきました。しかし英語だけはいくら頑張っても全然効果なし。というのは、英語の基本が全く理解できていなかったのですから・・・。
そんな時、夏休みに高知にある予備校が中学生向けの合宿講習があるから一緒に行かないかと友人に声をかけられました。ちょうど私も英語がわからないことに苦しんでいたものですから、親に話をして行かせてもらうことにしました。
20日近く専門学校の大広間に雑魚寝して、その予備校に通う毎日でしたが、力はつきました。英語の基本部分からじっくり講義してもらい、20日過ぎた時には目からうろこが取れた状態、頭の中がすっきり整理整頓でき、英語ってこんなに簡単だったんだって思うほどになっていました。
そして英語の力が伸びたおかげで、1学期いくら頑張っても40番前後だった成績が2学期にいきなり一桁に入り、成績表を渡されたときにみんなの前で先生に拍手されたことを今でも覚えています。!(^^)!
それからは、頑張れば成績も上がっていくという成功体験からか、勉強が楽しく、試験が待ち遠しい状態が続きました。
この話は私の体験でしたが、私に限らず誰でも夏休みをどのように過ごすかということで間違いなく大きく差がつくことになります。そういう意味でこの夏休みを充実させて過ごしてもらいたいと思います。
ただ、私の通う塾の現状を見てみると、塾長の勧めで親が子供さんたちに夏期講習のコマ数を無理に増やして受講させているのが大半で、自分から弱点克服のために、とか受験対策のためにっていう生徒さんはほんの一握りしかいません。
親は夏休みに塾にでも行ってくれていれば心の安心が得られるでしょうし、子供たちもゲームばっかりしてだらだらと夏休みを過ごすより、少しでも塾に通って勉強したほうがいいに決まっていますが、本人が自分の課題と頑張ろうっていう前向きな気持ちをもって夏期講習に臨むかどうかで大きな違いが出てきます。
夏期講習の費用、決して安い費用ではないです。私も一人の親として、親御さんも自分のおこずかいを減らしてまで通わせてもらってるっていうことも子供さんたちにわかってもらいたいと思っていますし、なかなか難しいことですが何とか子供たちのやる気に火をつけなくては・・・と考えています。